▶第1回 5月30日(土)13:30〜16:30
「川口エンドウを食べて味わう 八王子の江戸東京野菜」
◎講師 福島 秀史(江戸東京野菜コンシェルジュ協会理事)・上原 恭子(同)
● 定員:20名 ● 会場:クリエイトホール 9階 料理講習室
「地域から考える持続可能な食と農」の第2期第1回の講座を開催報告です。
種を繋いでいる八王子の江戸東京野菜「川口エンドウ」、
私も受講した江戸東京野菜コンシェルジュ協会の福島さんに川口エンドウの歴史や経過についてお話頂き、
料理研究家の上原さんからレシピ説明と調理実習、参加者皆さんに知って食べて味わってもらえました。
生産者の高野さんからも次年度に向けての課題等お話し頂き、参加者からも理解が進んだと感想もありました。
「歯ごたえがあり、存在感ある、味の濃い野菜でした。」
「講演だけでなく、調理・試食と体験する事が出来たので楽しかったです。」
「川口エンドウを活かす料理は味も色も輝いていて最高でした。」
など参加者の感想を頂き、最後に「川口エンドウ」のお土産付きで大変好評に終える事ができました。
川口エンドウの旬は終わってしまいますが、次年度に向けて普及活動をサポートできればと思います。
(報告:ナビゲーター石川敏之)
▶第2回 6月27日(土)13:30〜16:30
「フードマイレージと地産地家消」
・受講料:500円(会員400円)
・定 員:34名(先着受付順)
・講 師:中田哲也
(農林水産省統計部、「フードマイレージ資料室」主宰)
・ナビゲーター:石川敏之(江戸東京野菜コンシェルジュ )
「地域から考える持続可能な食と農」2回目の講座は農林水産省統計部から中田哲也さんをお招きして講義とワークショップを行いました。
私達の食の変化や食料自給率・食品ロス・地球とつながる食などの問題から「フードマイレージという概念について解説して頂きました。
後半は献立作りからフードマイレージを計算して頂きグループワークを参加者に行ってもらい、「地産地消でご飯を食べる!」「食は生き方!」「八王子にあるものでつくる」「フードマイレージは風土マイレージ!」と「未来のより豊かな食のために出来ること」についてグループごとに発表して頂きました。
中田哲也さんのウェブサイト「フード・マイレージ資料室」はこちらです。
http://members3.jcom.home.ne.jp/foodmileage/fmtop.index.html
(報告:ナビゲーター石川敏之)
▶第3回 7月19日(土)13:30〜16:30
「半農半Xという生き方」
会場:クリエイトホール11階視聴覚室
講師:塩見直紀(半農半X研究所・京都府綾部市在住)
受講料:500円(会員400円)
定員:70名(申込先着順)
「地域から考える持続可能な食と農」第3回は京都府綾部市から塩見直紀さんをお招きしました。
約20年前から「半農半X」を提唱してきた塩見さんから「自分資源発掘のワーク」を問いかけて頂き、20歳からシニアまでの参加者で「一人一研究所」をシェアしました。
自分資源×地域資源で八王子に新しいムーブメントが起こせるかもと感じられる素敵な時間でした。
講座アンケートをいくつか紹介します。
・自分の大事にしていることがわかった、どうやって具体的に動くかもイメージできた。
・ワークが沢山あって楽しかったです、レクチャーだけかと思ってたので、ワークは自分の身になります。
・とても興味深いお話しありがとうございました。自分の中で深めていこうと思います、参加させていただけて幸せです。
全て紹介できませんが元気をもらえた方が多かったと思います、
塩見さん有り難うございました!
講座に先立って、八王子の里山で今とってもホットな取組みをしている「ユギムラ牧場」に
塩見さんをご案内しました。
参加者の方からの感想を紹介します。
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今日は塩見さんの「半農半Xという生き方」に参加させていただきました(^-^)
塩見さんのお話しやご一緒させていただくその時間は、いつも何度でもとっても充実していて心がゆるむ時間♪
今日は午前中に里山にご一緒させていただき、午後は講演だけでなく久しぶりのワークショップもあって、本当に楽しかったです♪(#^.^#)
半農は、自然と共にある生き方。
大いなる自然の大気を感じ、季節を感じ、いのちを感じ、宇宙を感じて呼吸すること。
半Xは人それぞれだけど、半農を大切に想う人たちと生きてゆきたい。
改めてそう実感しました。
塩見さん、本当にありがとうございました♪♪
そして、今日の場をつないでくださったみなさま、石川さん、本当にありがとうございました!!
青空と緑の牧場での深呼吸。
魂の響きが美しくなった1日♡
明日も優しい1日でありますように♪
いつもありがとうございます♡
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(報告:ナビゲーター石川敏之)
▶第4回 8月22日(日)13:30~16:30
「生物多様性から考える食と農」
「地域から考える持続可能な食と農」
連続講座第4回は坂田昌子さんをお迎えして生物多様性の 視点から食と農を考えます。
会場:クリエイトホール 11階 第7学習室
講師:坂田 昌子さん
(高尾山の保全に取り組む「虔十の会」代表/ 国連生物多様性の10年ネットワーク代表)
受講料:500円
定員:33名(申込先着順)
<開催レポート>
連続講座の4回目は、高尾山の保全に取り組む虔中の会代表、
そして国連生物多様性の10年市民ネットワーク代表の坂田昌子さんをお迎えして
「生物多様性と食」についてご講演頂きました。
生物多様性とは①種の多様性②生態系の多様性③遺伝子の多様性の三つをいいます。
急速に進んでいる種の絶滅や多様な生態系が維持されない環境、
そしてその地域にしかない遺伝子は食べ物にも影響してきます。
琵琶湖の生物多様性が甦りつつある例を示して頂きながら身近な高尾山の現状についてお話頂きました。
(高い収穫量を求めて生産効率の良い1種類のジャガイモだけに集中して栽培するようになった結果、
そのジャガイモがウイルス感染して全滅し、100万人が命を落とす事態になった)
を繰り返さない事が未来に繋がる事だと思います。
農業も食も多様なな生態系があって成り立っていることを感じれるお話でした。
*坂田さんが代表をしている国連生物多様性の10年市民ネットワークのHPはこちらです。
http://jcnundb.org
(報告:ナビゲーター石川敏之)