〜「子どもたちの未来と自然エネルギーを考える八王子市民講座」から

「まなび・つなぐ広場」へ〜

 

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<設立の背景と経過>

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2011年3月11日の東日本震災および福島第一原発の事故後、地域の市民有志により2011年5月5日、
「子どもたちの未来と自然エネルギーを考える八王子市民講座」として第1回講演会を開催。
その後も、市民に開かれた講座・学習会を約2年半にわたり継続しました。
初期には原発事故の影響を憂慮する市民として、
八王子市への請願署名(子どもたちが関わる場所の空間放射能および学校給食の放射能測定をしてほしい)、
および放射能測定に関する学習活動などを展開。保育園・幼稚園等にアンケート実施、
保護者のメールネットワーク(八王子子どもの未来を守る会)などを設立しました。
市民講座のよびかけによる請願は八王子市議会で採択されましたが、
将来の健康への影響を心配する保護者に応える具体的な政策の進展は見られず。
その後、第8回までの講座の流れから、「八王子市民放射能測定室ハカルワカル広場」
「福島こども支援・八王子」という市民活動グループが誕生、独立し、現在も独自の活動を展開しています。
また、2013年9月からエネルギーをテーマにした連続講座の開催から、一般社団法人八王子協同エネルギーが誕生。
太陽光パネルによる市民協同発電を実現し始めました。
本体の「子どもたちの未来と自然エネルギーを考える八王子市民講座(通称:市民講座)」は、
3つのグループの誕生で、一定の役割を終え、新たなより広い展開をめざして、
「八王子市民のがっこう・まなびつなぐ広場」へとリニューアルしました。

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<これまでの経緯>                

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講座の詳しいアーカイブはこちらから
「子どもたちの未来と自然エネルギ−を考える八王子市民講座」の旧ブログはこちらから

 

1.「子どもたちの未来と自然エネルギーを考える八王子市民講座」のこれまで

 

■2011年
●第1回講座5月5日
「放射能から子どもたちを守るために~原発事故以降の私たちの生活・健康を考える」
講師:崎山比早子さん、山田真さん 八王子労政会館ホールにて
●第2回講座6月4日
「八王子からはじめる 原発に頼らない社会」
講師:田中優さん 八王子市いちょうホール(小ホール)にて
●第3回講座7月23日
「3.11以降を生きる 八王子の放射能と食の安全」
講師:小金井放射能測定運営協議会の皆さん 八王子労政会館ホールにて
⇒~その後プロジェクトチームから、ハカルワカル広場の設立へ
●第4回講座10月15日
「福島のこどもたちを守りたい! 山田真さんと考える八王子からできること」
講師:山田真さん 八王子労政会館ホールにて
⇒~その後プロジェクトチームから、福島子ども支援・八王子の設立へ
■2012年
●第5回講座3月10日
「福島の子どもたちのために、いま何ができるか」
講師:吉野裕之さん 八王子労政会館ホールにて
●第6回講座5月5日
「原発なしでいこう!地域から考えるエネルギーシフト」
講師:飯田哲也さん、「脱原発八王子市民宣言」を採択。 北野市民センターホールにて
⇒~その後のエネ8につながる連続講座企画を準備
●第7回講座12月1日
「子どもたちに原発はのこせない!」
講師:小出裕章さん、首都大学東京講堂にて
■2013年
●第8回講座5月18日
「安全な原発はあるのか?」
講師:後藤政志さん、吉川彰浩さん、北野市民センターホールにて

 

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■2013年9月~2014年1月
◆連続講座企画「めざせ!八王子市民エネルギー」
第1回 舩橋晴俊さん、武藤類子さん(今こそ市民の手で自然エネルギー)
第2回 原亮弘さん(太陽を味方につける 飯田市のとりくみ)
第3回 舩橋晴俊さん(八王子で自然エネルギーをどう普及するか
第4回 藤野電力:小田嶋さん(足元のエネルギー資源を見直す)
第5回 松原弘道さん:ISEP(八王子モデルコンテスト·今井雅晴さん(㈱コスモウェーブ)、川瀬功治さん(元東電社員)、田中稔さん(太陽光発電所ネットワーク)、舩木翔平さん(YUGI MURA Farm)、山川陽一さん(多摩市循環型エネルギー協議会)、リプトン加藤さん(トランジション・タウン高尾)
⇒エネ8グループの結成・独立から、一般社団法人八王子協同エネルギーの設立準備へ。
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2.「まなび・つなぐ広場」へ
市民講座は、第8回の講座で2年の活動を振り返り、発展的リニューアルの議論。
市民講座としてはいったん終了し、2013年9月より、「八王子市民のがっこう・まなびつなぐ広場」を開設。
アミダステーション(延立寺別院)の場がオープン。
●11月1日~14日 まなび・つなぐ広場/アミダステーションオープン記念企画
「風しもの村原画展」貝原浩が遺したチェルノブイリスケッチ アミダステーションにて
●11月9日 会期中特別企画「チェルノブイリとフクシマ~子どもを守る社会を!」
お話:小寺隆幸さん(チェルノブイリこども基金理事、原爆の図丸木美術館理事長)、朗読・林洋子さん
●11月23日 まなび・つなぐ広場第1回講演会「日本の風景を変えるTPP」
講師:鈴木宣弘さん(東京大学大学院農学生命科学研究科教授)、八王子労政会館ホール
●2014年10月5日、まなびつなぐ広場主催(八王子平和強化月間参加企画)
「1人音楽劇 猫は生きている」アミダステーションにて
→「まなび・つなぐ広場」これまでの講座の詳しいアーカイブはこちらから
 
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3.その他の活動
 
「福島こども支援・八王子」~親子で八王子☆体感合宿の活動
 
第1回目の合宿2012年4月1日~3日(2泊3日)22人:8家族
第2回目の合宿2012年8月6日~9日(3泊4日)31人:11家族
*社協ささえあい募金より10万円
第3回目の合宿2013年4月26日~29日(3泊4日)51人:18家族  *大型バスへ
第4回目の合宿2013年8月4日~8日(4泊5日)48人:18家族
・2012年福島の全国サミットに参加(子ども全国などとのつながり、保養情報の窓口)
・2013年2月2日学習会(子どもたちの健康と未来を守るプロジェクト)
・年間を通じ、他の八王子グループとの共催、協力関係の強化。農家との協力。福島関係の情報交流等。特に「まなび・つなぐ広場」「ハカルワカル広場」「市民協同エネルギー」をはじめ、トランジションたま、母ちゃんずほか他の保養グループ、手をつなぐ女性の会、八王子生活者ネット、市議の方々、fioなど…。
*2013年12月15日 「脱原子力政策大綱」への原子力市民委員会提言について
第1章 福島原発事故の被害の全容と「人間の復興」
講師:荒木田岳(福島大学行政政策学類准教授)
*内部の学習会を12月3日予定。
*福島現地交流&調査ツアー(2014年1月11日~13日)開催。
2014年春、夏合宿。